事業によるSDGsへの貢献

神奈川県横浜市 川井浄水場再整備事業

日本初、浄水場全体の更新と 運転・維持管理を一括して行うPFI事業

セラミック膜ろ過システム

2008年に受託し、2014年から稼働している川井浄水場「セラロッカ」。
当社が特別目的会社(SPC)「ウォーターネクスト横浜」の代表企業として、運営・管理を行っています。ICTの活用や自然の地形を利用した設計・建設、民間企業の運営ノウハウなどを最大限活用し、従来型浄水場と比較して、効率化、省コスト、環境負荷軽減を実現しています。

横浜の水源地で水源林の保全活動

横浜市などが行っている水源エコプロジェクト「W-eco・p」に参画し、横浜市の水源地である山梨県道志村で水源林保全活動を行っています。
また、その活動の一環として、横浜市内での市民向け啓発イベントなどにも参加し、セラミック膜によるろ過実演を行いました。

SDGsへの貢献

セラミック膜ろ過方式採用

原虫類も通さない膜孔径0.1umのセラミック膜を採用し、安心・安全な水道水を提供


脱水汚泥のリサイクル

原水から取り除いた固形物(汚泥)を、脱水後に建築材料などへ100%有効。利用・リサイクル化


省エネ設備

水源と浄水場の高低差エネルギーを最大限活用した省エネ設備を整備


処理水の再利用

セラミック膜を洗浄した水や、汚泥を脱水した際に出たろ液を、浄水処理工程に戻して再利用


施設屋上での太陽光発電

施設屋上での太陽光発電を活用してCO2を大幅に削減する創エネ設備を整備


見学施設の設置

水の大切さをPRする施設を設置し、市民が水について広く学ぶ場を提供

ウォーターネクスト横浜(株)の概要
  1. 設立:2009年1月22日
  2. 事業方式:BTO(Build Transfer Operate)方式
  3. 事業期間
    建設:2009年4月~2014年3月
    旧施設撤去:2014年4月~2015年3月
    運営:2014年4月~2034年3月
  4. 浄水処理能力:172,800m3/日
  5. 浄水処理方式:セラミック膜ろ過方式採用

宮城県 女川町水産加工団地廃水処理施設整備等事業

東日本大震災で被災した水産関連施設からの排水を一括して処理(浄化)・管理する日本初の独立採算型PFI事業

水産加工団地と隣接する排水処理施設

2015年から運転を開始している「フィッシャリーサポートおながわ」は、当社が代表企業を務めるSPCで、宮城県女川町の水産加工団地の排水を一括して処理(浄化)・管理する事業を 行っています。
女川の良好な漁場を守り、水産加工施設の早期復旧を支援するために、当社と地元の企業が協力して「フィッシャリーサポートおながわ」の運営にあたっています。

女川町をさまざまなかたちでバックアップ

女川町で開催されるイベントへの協力や、女川町観光協会の協力のもと、本社(東京)と日野事業所で特産品販売会を例年開催しています。また、東京湾大感謝祭に出店し、女川町の特産品をアピールするなど、さまざまなかたちで女川町を支援しています。

「女川町復幸祭」で運営サポートのボランティア
特産品販売会を本社と日野事業所で開催
「おながわ秋刀魚収穫祭」で秋刀魚を焼くボランティア

SDGsへの貢献

排水処理システム

多数の安定稼働実績のある排水処理システム「加圧浮上+循環式硝化脱窒法」の導入で、水産加工排水を一括して処理し、女川湾の水質悪化を改善


節電を意識した運転方法

間欠運転など節電を意識した運転方法を検討・実施


汚泥のリサイクル

発生汚泥を脱水後に本施設内にて乾燥させ、菌体肥料原料として販売・リサイクル活用し、環境への負荷を軽減


公平な料金体系

公平で普遍的な料金体系を構築し、料金徴収まで一元管理


薬品使用量の削減

日変動、年変動のある原水特性を考慮し、薬品使用量を削減


復興への取り組み

女川町の各種イベントの協賛などによる地域・社会への貢献を通じ、町の復興と持続的な発展に寄与

(株)フィッシャリーサポートおながわの概要
  1. 設立:2014年2月12日
  2. 事業方式:PFI(Private Finance Initiative)・BTO(Build Transfer Operate)方式
  3. 事業期間
    建設:2014年4月~2015年9月
    運営:2015年4月~2035年3月
  4. 浄水処理能力:2,000m3/日
  5. 浄水処理方式:加圧浮上+循環式硝化脱窒法+高機能脱水+乾燥

御殿場市・小山町広域行政事務組合「富士山エコパーク 再資源化センター」ゴミ再資源化施設整備及び運営事業

ごみの再資源化施設の設計・建設、運転・維持管理を一括して行うPFI事業

2017年10月より、17.5年の運営・維持管理業務を開始した「富士山エコパーク 再資源化センター」。

当社が特別目的会社(SPC)「御殿場小山エコパートナーズ株式会社」の代表企業として、運営・維持管理を行っています。

再資源化センターの建物外観は、静岡特産のお茶をイメージとした配所とし、ごみ処理の様子をご覧いただける見学者ホールや富士山を望む展望デッキ、緑豊かなビオトープなど自然と調和した施設となっています。

これまで別々の場所で処理を行っていた御殿場市、小山町の粗大ごみ、不燃ごみ、資源物が当施設の稼働により、一括して処理を行えるようになり、利用する市民の利便性を改善することができました。

また、最新設備の導入により、従来と比較し、純度と回収率の高い再資源化及び埋め立てごみの減量化を実現しています。

SDGsへの貢献

資源物の適正なリサイクル

高機能な破砕装置、選別装置を設けることで、資源物の純度と回収率を高め、再資源化率の向上、埋め立てごみの減量化を実現


障がい者団体との連携

多様性の理解を深めるために、地元の障がい者団体と連携し、資源物の選別業務に従事

その他にも、各団体が制作した作品展示や活動情報を発信するブースを設置


効率的なエネルギー利用

稼働電力は、隣接する焼却センターから可燃ごみを焼却処理する際に発生した余熱を利用し、発電した電力の供給を受け、エネルギーを効率的に利用

御殿場小山エコパートナーズ(株)の概要
  1. 設立:2017年10月
  2. 事業方式:PFI(Private Finance Initiative)・BTO(Build Transfer Operate)方式
  3. 事業期間
    設計・建設:2015年10月~2017年9月
    運営・維持管理:2017年10月~2035年3月
  4. 処理能力:20.6t/日
    粗大ごみ、不燃ごみ処理系列:13.8t/日(5h)
    ビン類処理系列:3.8t/日(5h)
    カン類処理系列:1.7t/日(5h)
    ペットボトル処理系列:1.3t/日(5h)
  5. 処理方式:破砕、選別、圧縮・梱包

川崎市 王禅寺エコ暮らし環境館 運営管理業務委託

川崎市北部の王禅寺処理センター資源化処理施設に併設する、
総合的な環境学習施設の運営管理事業

現在、2022年4月1日から5カ年の運営管理業務を委託した川崎市の「王禅寺エコ暮らし環境館」。

「資源環境」「地球温暖化」「自然共生」といったメインテーマに加え、川崎市の重要政策である「脱炭素社会」「SDGs」に対し、子供から大人、高齢者、障がい者、外国人にいたるまで、各種展示、体験型イベントを通して、能動的・自発的な学習意欲を育み、川崎市の取り組みや環境政策への理解を深める施設として運営しております。

SDGsへの貢献

自然共生

地域に植生していた郷土種や、四季の変化を感じられる植物が楽しめる庭園を屋上に設置

館内3Fの自然共生ゾーンでは、川崎市にある自然豊かな緑地や里山、底に住んでいる動植物などを紹介し、地域の自然について学ぶことで、自然共生に対する意欲の向上を図る


地球温暖化対策

再生可能エネルギーの視点から、屋上庭園に太陽光パネル・風力発電装置・太陽光集光装置を設置

館内3Fの温暖化ゾーンでは、電気の発電体験、再生可能エネルギーを利用するメリット等を学ぶことができ、地球温暖化に対する意欲の向上を図る


リサイクル意識の啓発

春・夏・冬休みの期間を中心に、年三回以上環境イベントをオンサイトで開催

実際に、ベルトコンベア上に資源物のサンプル(おもちゃや、ペットボトル、缶等)を流し、資源物の手選別作業を疑似体験して頂くことで、大人から子供まで楽しみながら、資源物の適正な分別意識の向上を図る

王禅寺エコ暮らし環境館の概要
  1. 施設名称:王禅寺エコ暮らし環境館
  2. 設計・施工:メタウォーター・安藤・間・戸田建設共同企業体
  3. 契約期間:2022年4月1日から2027年3月31日
  4. 所在地:神奈川県川崎市麻生区王禅寺1285番地
  5. 開館時間:午前9時から午後4時30分まで
  6. 休館日:毎週水曜日、年末年始(12月29日から1月3日まで)
  7. 施設HP:https://www.eco-kankyoukan.jp/