リスクマネジメント

リスクマネジメント

当社グループは、経営に影響を与える可能性のあるリスクを適切に管理するため、「メタウォーターグループリスク管理規程」と「リスク管理実施手順書」(総称して「リスク管理規程類」)を策定。これらの規程はリスク発生を未然に防ぎ、発生時の損失を最小限に抑えることで、グループの企業価値の維持・向上を目的にしています。

リスク管理の仕組み

リスク分類

経営に大きな影響を与えるリスクを、「外部環境」(6分類)と「事業環境」(17分類)に分類。

評価基準

重要項目(3項目)別に影響度(3段階)を評価し、発生頻度(3段階)との組み合わせにより対応策を検討。

運用とガバナンス

リスク評価

各部門や子会社は、期初にリスクの抽出、影響度評価、対応策の検討を行います。上半期終了時と期末には、それぞれ中間評価と通期評価を実施し、内容を社内で開示しています。

ガバナンス

ガバナンス分科会は、各部門や子会社が認識・評価したリスクとその対応策をグループ全体の視点で取りまとめ、サステナビリティ委員会に報告・協議。その内容は適宜、経営会議や取締役会にも報告され、グループ全体でリスク管理を徹底するなど体系的なリスク管理体制を構築し、企業価値の維持・向上に努めています。

リスクマネジメントとコンプライアンス

事業継続マネジメント(BCM)の推進

当社グループは、社会インフラを支える企業として、BCM*1(事業継続マネジメント)に注力し、これらをさらに強化するため、さまざまな緊急事態下でも事業を継続できるよう、BCP*2(事業継続計画)を策定し、その実効性の向上を図っています。

*1 BCM: Business Continuity Management *2 BCP: Business Continuity Plan

BCM強化の取り組み

BCPの策定と更新

事業特性に合わせたBCPを策定。また、定期的に開催されるBCM推進部会を通じて、内容の陳腐化を防ぎ、実効性の向上に努めています。

災害および緊急事態対応能力の向上

地震や風水害等の災害に伴う被害に対応すべく、BCP初動対応訓練、CMT*3(危機管理チーム)による情報収集・報告訓練、緊急対策本部要員向けの説明会、対象者・地域を拡大した自衛消防隊訓練など、さまざまな組織・人員に対応した訓練を継続的に実施。また、動画教材での教育や、リスク発生時の報告・情報共有ツールの見直しも実施しています。

*3 CMT:Crisis Management Team

社員の安全確保のための取り組み

2024年度に、全ての国内拠点にAEDを導入。また、ヘルメットや防災備蓄品の整備および管理・運用を計画的に進めるなど、災害発生の際の社員の安全確保への取り組みを強化しています。

今後の展望

2025年度以降も取り組みをさらに強化し、BCPの浸透と習熟、実効性の向上を図ります。当社グループは水・環境インフラを担う社会的使命を果たすため、さまざまな緊急事態の発生に際しても事業を継続できるよう、BCMを推進していきます。

BCP初動対応訓練の様子
AED訓練の様子

自治体の水道事業BCPを支える取り組み

当社がSPCの代表企業を務める「あらおウォーターサービス(AWS)」は、熊本県荒尾市で水道事業などの包括委託による事業を展開しています。そこで荒尾市企業局がBCP運用訓練を実施するにあたり、AWSは1分1秒でも早く情報収集し、復旧に必要な経営資源(人や重機・部品などのモノ)などを確保するため、ICTを活用してサポートを行いました。現地の情報(プラント監視画面・タイムライン・TODOリストなど)を本社(東京)、九州事務所(福岡)などでリアルタイムに共有することで、復旧にかかる時間の短縮を図り、「高速事後対応」の実現を目指しています。

現地(荒尾市)の情報を本社(東京)でリアルタイムに把握