情報セキュリティ
情報セキュリティの強化に向けた取り組み
働き方改革や業務の効率化、利便性向上の推進にはICTの活用が不可欠ですが、情報化社会の加速に伴い、機密情報や情報の漏えい、サイバー攻撃などのリスクも高まっています。当社グループでは情報セキュリティのリスク対策のため以下のような取り組みを行っています。
生成AIの活用と安全な運用
近年、生成AIは急速な進化を遂げ、ビジネスシーンでの活用が一般化しつつある一方で、セキュリティリスクも潜んでいます。当社では、生成AI活用による業務効率化を図る一方、リスクに対応し、全社員が安心・安全に利用できる環境を構築しています。例えば、生成AI利用時に入力した機微な情報をAIが学習し、第三者の問い合わせ回答に使用される情報漏えいや、AI生成の偽画像や情報を悪意を持って拡散するディープフェイクの危険性などが挙げられます。当社では、利用する生成AIが入力データを学習しないことを確認した上で、全社員に利用を許可しています。また、ディープフェイクや、著作権侵害などのリスクの周知・対処として、全社員にe-ラーニングでの教育を実施。今後も生成AIの安全な活用を推進するため、IT技術動向の調査・導入や社員のリテラシー向上に努めます。
急増するWeb脅威とクラウドセキュリティ対策
昨今、サイバーセキュリティは事業継続に不可欠な要素となっています。特に、新型コロナウイルス感染症のパンデミックと、その後のAIの急速な発展は、Web上の脅威の増大にもつながり、セキュリティモデルもオフィス中心から外部環境を巻き込んだものへの変化を余儀なくされています。当社では社員や情報資産を守るため、社用PC全台にクラウド型のセキュリティ製品を標準装備し、一貫したセキュリティポリシーを適用することで、社員がどこで、どのデバイスを使用していても、同等の保護が可能となりました。また、社員が意図せず悪意のあるWebサイトへアクセスする従来のリスクなどを低減し、社内外のネットワーク境界を意識することなく、より堅牢なセキュリティ環境を実現しています。

経営陣が主導する全社情報セキュリティ組織(MW-SIRT)の立ち上げ
当社は2022年9月、情報セキュリティ体制を強化するため、経営陣が主導して、全社横断的な情報セキュリティに対応する組織として「METAWATER-SIRT」(略称:MW-SIRT)を立ち上げました。当社では、 業務や部門によってITインフラが異なるケースもあり、そのセキュリティ対策はこれまで個別に行ってきましたが、現在はMW-SIRTが全てを統括して対応できるようになりました。
MW-SIRTでは、サイバー攻撃や自然災害といったセキュリティインシデントの発生に備えるとともに、万が一、インシデントが発生した際も的確に対応できるよう対策に努め、暮らしや産業を支える上下水道の維持と安定稼働に貢献していきます。

建設・運転現場における情報セキュリティ対策のレベルアップ
当社グループでは、オフィスはもちろんのこと、建設現場や浄水場、下水処理場の運転・維持管理現場においても情報セキュリティの強化を進めており、IT内部監査を実施して課題を抽出し、対策を進めています。
また、遠隔地でもセキュリティに関する理解を深められるよう教育動画を作成し、リモートで視聴できるようにしています。
メタウォーターグループ全体の情報セキュリティレベル向上
当社グループでは、上下水道という重要インフラにおける情報を担っており、会社としても、社員としても、情報を扱う上でセキュリティ対策・意識は重要であると考えています。
2022年度はグループ会社を含めた全社員に対し、情報セキュリティに関する日常的な情報発信や、年4回の教育を実施して、社員の意識向上を図りました。
また、グループ会社の各担当者との情報交換や施策の議論を通して、グループ全体の情報セキュリティ状況を把握し、改善を行いました。
このように日々変化する情報セキュリティの脅威に備えています。


