リン回収システム

概要

リンは肥料・飼料の原料ですが、近年、世界的規模で枯渇が進んでいます。リン回収システムは、そのような枯渇資源であるリンを下水汚泥焼却灰から回収するシステムです。

実験設備

特長

1. 焼却灰より2種のリサイクル製品が得られます。

処理灰:土壌環境基準・土壌含有量基準を満たし、建設資材原料等として利用できます。

回収リン酸塩:リン酸質肥料またはリン鉱石代替品として利用できます。

2. 反応液循環によりランニングコストを低減します。

リン抽出に使用する反応液を循環利用することにより、薬剤費を抑えることができます。

3. 焼却炉余剰熱で必要熱量を確保できます。

反応温度が50~70℃であるため、焼却炉の余剰熱で必要熱量を確保できます。