再生水造水システム

概要

再生水造水システムは、最終沈殿池越流水を原水として、再利用水を得るシステムです。セラミック膜にオゾン処理と凝集を組合せ、コンパクトで良好な処理水が得られるシステムです。

特長

1. 良好な処理水質

色度:3度以下、濁度:0.1度以下と極めて良好な処理水が得られます。この値は、「下水処理水の再利用水質基準等マニュアル」で掲げられている親水用水基準を充分クリアします。

2. 省スペース

極めて高い膜ろ過流束であるため、設備の設置スペースが少なくなります。

3. 維持管理が容易

セラミック膜は膜破断が無く、耐久性の高い膜であり、また遠隔監視による全自動運転が可能なため、維持管理が容易です。

4. 長寿命で環境に優しいセラミック膜

下水用セラミック膜の寿命は約10年と長寿命です。使用後の膜はセラミック原料として再利用できるため、廃棄物とならない地球に優しい素材からできています。

オゾナイザ
セラミック膜エレメント

導入例

芝浦水再生センター(東京都下水道局)

メタウォーターは、技術的かつ経済的に実現可能な再生水造水システムを開発するために東京都下水道局殿と共同研究を実施。
その結果、東京都殿より「芝浦水再生センター再生水機械設備その4工事」を受注し、2010年4月より7000m3/日規模の実プラントが稼動しております。

プロジェクト概要

  • 処理量 : 7,000m3/日(1.8MGD)
  • オゾン設備 : 2.5kgO3/hr×2系列
  • 膜ろ過設備 : 9エレメント×6モジュール×2ユニット

用途

ビル内のトイレ用洗浄水や修景用水など

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