リーフスプリングディフューザー

概要

リーフスプリングディフューザーは、1980年代から多くのお客さまにご使用いただいてきた「目詰まりしない」「壊れない」散気装置で、排水処理設備の調整槽や汚泥貯留槽の曝気・撹拌に最適です。メンテナンスや交換が困難な場所に設置するものだからこそ、長年の実績に裏打ちされた高い信頼性を誇るリーフスプリングディフューザーをぜひご検討ください。

特長

目詰まりしない

放出口が大きいため、メンブレン型や多孔質型のディフューザーのように目詰まりの心配がありません。目詰まり防止のためのブローダウンやブローアップといったフレキシング操作も不要、間欠運転にも適しています。

壊れない、劣化しない

剛性、耐衝撃性、耐油脂性、耐熱性、耐薬品性に優れたABS樹脂製の本体とSUS301の板バネ(リーフスプリング)のみでできており、メンブレンやゴムなど劣化、膨潤する材質を使用していないため、長期間安定的にご使用いただけます。20年間メンテナンスなしでご使用いただいている実例もあります。

空気流量調整用のオリフィスが不要

供給エア圧力とリーフスプリングの弾性力のバランスで放出口開度が決まるため、広範囲の空気流量に対応できます。この性質により、厳密な空気流量調整、管理が必要ありません。

逆止弁が不要

曝気用通気が停止すると、リーフスプリング自身が弾性力と水圧により放出口を遮断するため、ディフューザー本体や配管系に汚水などが逆流しません。

固形物やスライムが付着しにくい

供給空気によるリーフスプリングの共振と、リーフスプリングディフューザー下側から発生する気泡が本体周りにエアスクリーンを形成することにより、固形物やスライムの付着、繊維状の物質が絡みつくのを防ぎます。

原理

供給エアの圧力が、リーフスプリング(板バネ)を押し開ける
空気が共振くぼみの下を通る時、リーフスプリングと共振して大きな振幅と高い振動数を生み、空気の流れを細断しながら放出される
送気が停止されると、リーフスプリングの弾性力と水圧により放出口が遮断される
水槽試験(清水)の様子
某最終処分場浸出水処理施設接触酸化槽内の様子

測定例

<某公共下水処理場における約1年間のフィールドテスト実施結果>

流入水質

BOD 約130mg/L
COD 100~120mg/L

水槽寸法

長さ 18m
幅 7.5m
深さ 5.0m

取付水深

4.0m

酸素溶解効率※1※2

圧力損失特性※1

  1. 数値は特定条件下での自社試験の結果であり、水温、水質、設置状況により変動するため、性能を保証するものではありません。
  2. 酸素溶解効率は実測データから年間平均値を計算により求めたものです。清水値換算は行っておりません。

リーフスプリングディフューザーは粗気泡型の散気装置であるため、微細気泡型や超微細気泡型の散気装置に比べ酸素溶解効率は低いが、耐久性、目詰まりのしにくさ、槽内撹拌性で優れています。

製品仕様

本体型式名称 リーフスプリングディフューザー1型
標準使用範囲 110ℓ/min~340ℓ/min
酸素溶解効率(設置水深4m、参考値) 140ℓ/min時:11.5%  280ℓ/min時:8.5%
圧力損失(参考値) 140ℓ/min時:1.03kPa  280 ℓ/min時:1.96kPa
接続口 Rc 3/4 めねじ
材質 ABS樹脂
外形寸法 178mm×51mm×36.5mm
質量 140g
リーフスプリング枚数 1
寸法 30mm×175mm
厚さ 0.5mm
材質 SUS301
本体への固定方法 ABS樹脂保持器と止めねじ

リーフスプリングを3枚、6枚備えた集合型の3型、6型も製作しています。詳しくはお問合せください。