流動タービンシステム

概要

流動ブロワに替わり、焼却廃熱で過給機を回転させて、焼却炉へ燃焼空気を供給するシステムです。流動焼却炉の安全性をそのままに、約40%の省電力を実現します。

特長

従来焼却炉と同様の安全性

焼却炉や燃焼排ガスラインは「負圧」のため、排ガスが漏洩するリスクが極めて低いです。

クリーンな空気による過給機駆動により安定運転

過給機にはクリーンな空気が流れるため、ダストなどによる過給機の損傷がありません。

従来焼却炉からの変更点は燃焼空気の供給方法のみ

過給機の設置と空気予熱器の更新でシステムの導入が可能です。システム導入範囲が限定的なため、空気予熱器の更新時期に焼却設備の省電力化が図れます。

幅広い炉形式に適用可能

流動焼却炉や多層燃焼炉、循環流動炉など、様々な炉形式や規模の焼却設備と組み合わせることができます。

導入効果

焼却設備の消費電力を約40%削減

流動ブロワを使用しないことにより、流動焼却設備の消費電力を約40%削減します。

※本システムは、東京都下水道局との簡易提供型共同研究により開発されました。