複翼式縦軸撹拌機
概要
駆動装置を槽上に設置することで高いメンテナンス性を実現した嫌気タンク・無酸素タンク用撹拌機です。新開発の複翼により、撹拌動力密度1W/m3以下の低動力で水深12m以下の反応タンクをすみずみまで撹拌します。
- 経済産業大臣賞受賞(第36回優秀環境装置表彰事業(社)日本産業機械工業会主催)
- 建設技術審査証明(下水道技術)取得品 第0924号
特長
省エネルギー
- 撹拌動力密度1W/m3以下(深槽式・標準式反応タンク共)。
高いメンテナンス性
- 駆動装置が槽上にあり、日常点検が容易。
- インペラを点検する場合も水抜きせずに取り出し点検が可能。
優れた撹拌性能
- 新開発の複翼で、水深12m以下の反応タンクをすみずみまで撹拌。
- 低回転(約10~20rpm)のため、活性汚泥フロックを崩さない。
改築更新に最適
- 深槽改築時にバッフルプレート・梁等を撤去せず設置可能。
- 土木撤去コスト削減と工事工期短縮が図れる。
撹拌機と反応タンクの構造
低速回転する大型インペラが、強い下降流を発生させ、反応タンク底部から水面への大旋回流により、反応タンク全体をゆるやかに流動化します。
溶液部の材料にはステンレス鋼を用いており、耐食性、耐久性に富んでいます。部品はすべて信頼性が高い日本製であり、もしもの場合にも最短で供給対応が可能です。
納入事例
大阪地区某下水処理場(H20年度納入)
仕様
反応タンク容積 | 約800m3深槽式反応タンク |
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※既設のRC製バッフルプレート、横棧を残したまま単年度工事で4池の好気タンクを嫌気タンクに更新(2池ずつ)
CFDシミュレーション
流動解析技術を駆使し、さまざまな槽形状に対し最適な機種選定が可能です。