2022年のニュース
「PFOS・PFOA吸着処理システム」を前田建設工業株式会社と共同開発人の健康や生態系に及ぼす影響が懸念されるPFOS・PFOAを除去する先駆的なシステム
メタウォーター株式会社(社長:山口 賢二、本社:東京都千代田区)は、このたび、前田建設工業株式会社(社長:前田 操治、本社:東京都千代田区)と共同で、水中に含まれるPFOSとPFOAの効率的な吸着、除去を可能とする「PFOS・PFOA吸着処理システム」を開発しました。
PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)やPFOA(ペルフルオロオクタン酸)などの有機フッ素化合物は、「水や油をはじく」「熱や薬品に強い」といった特性により撥水剤やコーティング剤、消火剤などに広く活用されてきた一方で、その生物蓄積性や毒性が人の健康や生態系に及ぼす影響が懸念されており、国際的に規制強化が検討されています。
国内では、環境省が公共用水域や地下水などを対象に実施した「有機フッ素化合物全国存在状況把握調査」*1において、要監視項目とされたPFOSとPFOAの数値(合算値)が、国の定める暫定指針値を超過して検出されたケースが確認されています。厚生労働省もPFOSとPFOAを、水道水の水質管理上留意すべき「水質管理目標設定項目」*2に設定しています。
今回、当社と前田建設工業株式会社が共同開発した「PFOS・PFOA吸着処理システム」は、PFOSとPFOAをイオン交換樹脂を用いて吸着、除去することが可能です。本システムは、除濁装置ユニット(前段)とイオン交換樹脂塔ユニット(後段)で構成。前段の除濁装置で処理水中の微細な砂やごみなどの懸濁物質を取り除いた上で、後段でイオン交換樹脂を用いてPFOSとPFOAを除去するため、効率的に処理することができます。
環境対策や水資源確保の観点から、PFOSおよびPFOAを含む水の処理に対するニーズは高まっていくことが見込まれます。当社グループは、水・環境インフラの持続を支える企業として、これまで培ってきた上下水処理のエンジニアリング力や実績を生かすとともに、新たなニーズに応える技術開発にも積極的に取り組み、水の課題解決に向けたトータルソリューションを提供していきます。
*1 環境省「令和2年度有機フッ素化合物全国存在状況把握調査の結果について」(2021年6月22日 報道発表)より
*2 厚生労働省 公式ホームページ内「水質管理目標設定項目と目標値(27項目)」より。PFOSおよびPFOAは令和2年(2020年)4月、同項目に適用。
【本システムの特長】
・原水水質や含有成分に応じて、イオン交換樹脂の代わりに活性炭を使用することもできるため、
ニーズに合わせたフレキシブルな運用が可能
・循環式のためPFOS・PFOA除去後の処理水を原水槽へ返送できるため、水資源の有効活用が可能
・システムごと車両に積載できるため、汚染された水域や施設水槽などへの迅速な輸送・設置・稼働が可能
・濁質が含まれている原水の処理が可能

PFOS・PFOA吸着処理システム
本件に関する 問い合わせ
| メタウォーター株式会社 | コーポレートコミュニケーション部 | TEL: 03-6853-7317 FAX: 03-6853-8709 e-mail: pr@metawater.co.jp |
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