2020年のニュース
第47期定時株主総会 質疑応答
2020年6月23日に開催された第47期定時株主総会の質疑応答をお知らせします。
公民連携(PPP)の強化に向けた、今後の取り組みについて教えてください。
当社としては、公民連携が進んでいく中で「この会社に任せても大丈夫だ」と市民の皆様に選んでいただけるように信頼を獲得する必要があると考えています。そのために、次の3点に取り組んでいきます。
1つ目は、任された仕事を一生懸命に愚直なまでに実行し、実績を積んでいくこと。
2つ目は、災害や緊急事態が起こった時に、行動するための方法論としてWOODAPの考え方を戦略の中心に据えていくこと。
3つ目は、ICTにより、当社の活動が間違っていないことを証明するためのシステムを構築すること。
ベンチャー投資枠(10億円)の投資状況と狙いについて教えてください。
ベンチャー投資枠10億円に対して、概ね4割程度の投資状況です。例えば、公民連携において、人口減少による施設のダウンサイジングにより余った敷地の有効活用などが求められる中、当社以外の知恵や知見、ベンチャー精神を社内に取り込み、今後の提案活動に活かしていきたいと考えています。
社外役員も自社の株式を保有すべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか?
社外役員が自社株式を保有することは良いことだと思いますが、一方で社外役員の客観性を持たせるために自社株式を保有すべきでないという考え方もあります。昨年、自己株式を取得しましたので、本件についても引き続き検討したいと考えています。
今後の成長に向けて海外やITなどに知見のある役員が必要だと思いますが、社外役員の構成について、どのようにお考えでしょうか?
現在の取締役会は、一つの議題に対し活発に議論されており十分に機能していると感じています。しかし、会社や経営は常に成長するためには変わらなければならない部分もあり、今後の新規事業やICT、海外などその時代に必要と思われる人材の登用については、検討したいと考えています。