2020年のニュース
株式会社プラントフォームの第三者割当増資により同社株式を取得
メタウォーター株式会社(社長:中村 靖、本社:東京都千代田区)は、魚と植物を同時に育てる循環型農業「アクアポニックス」を展開する株式会社プラントフォーム(代表取締役:山本 祐二、本社:新潟県長岡市、以下「プラントフォーム社」)の第三者割当増資により同社株式を取得します。
近年、下水処理場では人口減少に伴う統廃合や技術革新による処理の効率化などにより、未利用となっている土地が多く存在しています。また国土交通省が推進する「下水道リノベーション計画」*1においても下水処理場を「下水熱や再生水等を活用し農業生産拠点化」することが推奨施策のひとつとして掲げられています。
アクアポニックスは下水処理場の未利用地の有効利用、余剰エネルギーの利活用という観点だけでなく、国内の農業と水産業が抱えている、高齢化と若手の担い手不足という喫緊の課題を同時に解決することができるユニークな取り組みです。
このたびのプラントフォーム社への出資は、当社が2018年10月に設定したベンチャー企業などへの投資枠*2を活用するものです。
当社は、今後、新たな産業と雇用創出を実現することが可能なアクアポニックスを、多様化する上下水道事業体のニーズにお応えするための当社の新たなソリューションとして提案していきます。
*1 参考:国土交通省「下水道のリノベーション計画」
*2 「ベンチャー企業などへの投資枠を設定」(2018年10月18日付)
<株式会社プラントフォームについて>
社名
株式会社プラントフォーム
本社所在地
新潟県長岡市上前島1-1863
設立日
2018年7月24日
資本金
9,250万円(資本準備金含む)
代表者
代表取締役 山本 祐二
事業内容
・アクアポニックスに関する企画、設計、施工、運営委託業務
・野菜の栽培、魚介類の養殖、および加工と販売
・アクアポニックスに関する制御システムの設計、開発、販売
・アクアポニックスに関する教育研修、人材派遣
URL
<アクアポ二クスについて>
アクアポニックスは、養殖する魚の排泄物を肥料にして植物を育てる新しい農業の手法です。水で行う有機栽培とも言われ、農薬や化学肥料を使わないだけでなく、水も捨てないため環境負荷を最小限に留めて養殖と農業を行うことが可能です。
1980年頃にアメリカで発祥したのが始まりと言われていますが、近年研究が進み、安定生産が実現できるようになり、オーストラリア、欧州と世界的に広がりを見せています。
プラントフォーム社は2019年に国内で最大規模となるアクアポニックスプラントを建設し、アクアポニックスシステムによる植物の大量生産を実現することで、2030年までに国内の有機栽培市場を欧州並みの10倍へ拡大させることを目標としています。
本件に関するお問い合わせ
メタウォーター株式会社 | コーポレートコミュニケーション部 | TEL: 03-6853-7317 FAX: 03-6853-8709 e-mail: pr@metawater.co.jp |
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