2017年のニュース

ニュースリリース
2017年7月 6日

公益社団法人日本水環境学会技術賞受賞~浮上ろ材を用いた合流改善高速ろ過技術~

 メタウォーター株式会社(社長:中村 、本社:東京都千代田区)は、公益社団法人日本水環境学会より「浮上ろ材を用いた合流改善高速ろ過技術」(受賞者:メタウォーター宮田 篤、同 中山 芳彦、同 稲垣 智亮、同 中村 浩、同 北田 剛)で技術賞を受賞しました。
 技術賞は、水環境に関する調査研究または水環境技術に関して顕著な貢献をなしたと認められる者に贈られるものです。

 早期に下水道事業に着手した大都市の多くは合流式下水道を採用していますが、雨天時は大量の下水処理がしきれず、従来の簡易処理施設からは汚濁負荷が、また直接放流する場合にはオイルボールなどの夾雑物が流出する可能性があり、海や河川の水質汚濁の原因になるとして深刻な問題とされてきました。
 従来技術には滞水池*1と沈殿法*2があり、滞水池については、「用地がない」「建設費が高い」「晴天時に処理が必要」、沈殿法についてはBOD *3除去率が低いなどの課題があります。
 本技術は、大量の雨天時の下水を処理することが可能な高速ろ過技術で、微細なオイルボール、SS*4などの除去に優れています。高度な簡易処理施設としての設置のほか、最初沈殿池などの既存施設にも設置が可能であり、工期が短く建設費が安価(同負荷削減量で滞水池の1/2程度)ですみます。また、薬剤などが不要で運転管理が容易なことも大きな特徴です。従来からの課題に対する優位性や、30件以上の普及、18件の特許化が評価され今回の受賞にいたりました。

 なお本技術は大都市との共同研究を重ね、用途が拡大しています。
 ・東京都 ろ過による簡易処理の高度化
 ・横浜市 雨水からのオイルボール等の除去
 ・大阪市 合流改善機能も備えた初沈代替省スペース化

*1 滞水池:降雨初期汚濁(ファーストフラッシュ)をいったん貯留し、降雨終了後に二次処理
*2 沈殿法:高級処理超過分を最初沈殿池で沈殿させ上澄水を放流
*3 BOD:Biochemical oxygen demand/生物化学的酸素消費量
*4 SS:Suspended solid/浮遊物質、懸濁物

高速ろ過技術の詳細は下記サイトを参照下さい。
https://www.metawater.co.jp/solution/product/sewer/rain_process/

本件受賞者
(右から:日本水環境学会理事長 古米 弘明 氏
当社 中山、宮田、中村、北田)

本件に関するお問い合わせ

メタウォーター株式会社 広報IR部 TEL: 03-6853-7317
FAX: 03-6853-8709
e-mail: pr@metawater.co.jp