トップメッセージ

社会インフラの重責を担う企業として現代版「三方よし」を実践し、
社会と地球環境の持続的発展(サステナビリティ)に寄与していきます。

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CSRは現代版「三方よし」

日本には「三方よし(買い手よし、売り手よし、世間よし)」という言葉があります。買った人も売った人も幸せなのはもとより、社会(世の中全体)が幸せになる商売をしなさい、という意味です。私はCSR(企業の社会的責任)とは現代版「三方よし」だと考えています。 私たちは水道、下水道、ごみリサイクル分野で事業を展開しており、社会インフラの一翼を担っていることから、まずは買い手である地域や市民の皆さまが期待する、あるいは期待以上の価値を提供しなければなりません。そして、従業員やその家族を養うため、出資していただいている株主のためにも利益をあげなければなりません。その上で地球環境の改善や清潔で住みやすい街づくりも達成しなければなりません。「そんな事ができるのか?」と疑問をもたれる方も多いと思います。確かに通常の商売では「買い手よし」「売り手よし」までは達成できても「世間よし」までの達成は難しいかもしれません。しかし、社会インフラの分野ではこの「三方よし」が自然に達成可能です。勿論、この「三方よし」を実現するためには企業としての絶え間ない努力が必要です。

皆さまから信頼される企業を目指して

では、どのような企業努力をしなければならないのでしょう。そこでのキーワードは「信頼」です。市民の皆さまからの信頼無くして社会インフラに携わることはできません。その市民の皆さまからの信頼を得るためにはどうしたら良いのでしょうか。

第一に、ひたすら真面目に愚直に毎日の仕事をきちんと行うこと、それを積み重ねていくことです。そして、後で仕事の履歴を第三者が検証できるよう記録に残すことが重要です。当社グループではクラウドシステム「WBC(Water Business Cloud)」をはじめとしたさまざまなICTを用いて毎日の仕事を記録し続けています。

第二に、仕事に対する姿勢を表明することです。毎日の業務をする時、「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」が実現できているか、さらにそのどれを優先すべきなのか・・・・とは考えません。設備や管路といった施設を最高のコンディションに保つことで精一杯です。まして、突発的に起こる事故への対応などではそれらを考える余裕はまったくありません。ここでは、事象に対応した行動を表明することが必要だと考えます。「通常時はこのような点検をこの頻度で実施します」「緊急時に何時間以内に復旧できるようにこのような準備をします」「それは訓練で見ていただけます」といった次第です。当社グループではWOODAP(ウーダップ)という独自の行動指針に基づき設計・建設、運転・維持管理、運営を実践し、訓練を行っています。

最後、第三は自己否定ともいうべき内容です。「仮にメタウォーターが消滅しても社会インフラが続かなければならい」ということです。勿論、会社を潰すつもりはありませんし、未来永劫成長し続ける企業であること常に考える集団であろうと思っています。しかし、永遠を担保するものはありません。民間企業である以上、廃業や業種転換の可能性は必ずあると思います。もしもそうなったら・・・・市民の皆さまの不安は大きなものと想像します。その不安を解消するための努力をしなければなりませんし、しなければ我々は選ばれないでしょう。ここで肝心なのはデータの開示です。データがきちんと整理されて残ってさえいれば、我々の仕事を第三者に引き継ぐことが可能です。当社グループでは前述のWBCに業務のデータを記録するだけではなく、それを他者が活用できるようにオープンな環境を用意しています。 100年以上も続く社会インフラを当社単独でカバーすることはできません。そのため、日頃から社会インフラを担う自治体、それをともに支える協力企業や地域企業、研究機関などとのパートナーシップを大切にし、当社グループだけで情報を囲い込むことはせず、場合によっては社会インフラの持続を優先して当社グループの仕事を引き継げる環境を整えておくことも重要だと考えています。 市民の皆さま、自治体、協力企業・地域企業、研究機関などとともに、将来にわたって社会インフラを支え続けていく。それが企業理念「続ける。続くために。」に込めた我々の想いです。

SDGsの3つの目標に取り組みます

世界全体に目を向けて考えるとSDGs*への取り組みにも通じています。当社グループでは、SDGsの17の目標すべてが世界の持続可能性のために重要と考えています。中でも当社グループの事業特性や社会的使命を考慮し「6. 安全な水とトイレを世界中に」、「11.住み続けられるまちづくりを」、「17. パートナーシップで目標を達成しよう」を重点分野としています。 CSRを推進しながら、SDGsに貢献していける企業を目指し、社会と地球環境の持続的発展(サステナビリティ)に寄与し続けていきます。

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* SDGs:持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals) 2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す目標として、2015年に国際連合(国連)で採択された。17の「目標」(ゴール:Goals)と、ゴールを達成するための169の「ターゲット」(達成基準:Targets)から構成される。 当社グループのSDGs達成への取り組みについてはこちら

メタウォーター株式会社
代表取締役社長 中村