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私たちが取扱っているのは汚れた水をろ過するために用いる「セラミック膜」。これは砂を用いたろ過では排除しきれない原虫・細菌まで除去できる、きめの細かいフィルターのことです。セラミック膜はこれまで国内の市場を中心に自社で生産し、自社がエンジニアリングも手掛けるという形態が主流でした。現在私が携わっているプロジェクトは、この市場をグローバルな規模にまで引き上げること。国内で生産したセラミック膜モジュールを海外のエンジニアリング企業に供給し、現地でセラミック膜を用いた水処理プラントを作っていただく…という働きかけを続けています。もちろん膜を供給しただけでプラントの運転ができる、というものではありません。技術的な面をサポートするために現地に赴くこともしばしばあります。
現在私が担当している地域は、アメリカと韓国。英語の読み書きは仕事の中で覚えてきました。メールでやりとりしているうちは、たいして困ることもないのですが、現地で直接担当者と話す時にはボディーランゲージが中心になってしまいます。それでもやりとりをしているうちに向こうが何を言っているのか理解できてくるから不思議です。

この仕事を選んだのは、もともと大学で水処理の研究をしていたことが大きな要因です。実は、大学時代からこの会社で扱っているセラミック膜の大ファンだったんですよ(笑)。
海外で仕事ができるというのも大きな魅力です。私の場合、海外出張は多い時で月2回、平均で2ヶ月に1回くらいのペースであります。現地の人達と知り合えるのは、仕事上の大きなモチベーションにつながっています。ただ飛行機はいつまで経っても慣れないですね。

一刻も早く、海外に実機プラントを設立したいですね。プラント設立に向けての手応えはバッチリ感じています。そう遠くない将来、私たちが橋渡しをしたプラントが海外に登場する日がやってくると思いますよ。
メタウォーターは、水分野でのセラミック膜活用に関してはナンバーワンの企業です。今後はメタウォーターの技術により、水サイクルの効率化に貢献できるような仕事を進めていきたいと考えています。今後海外では水不足に悩まされる地域がますます増加すると予測されており、既に地中海沿岸諸国やアメリカ西海岸地域では、生活のための水をまかなえない所も出てきていますから。驚かれるかもしれませんが海に囲まれているハワイでも生活水の不足に悩まされているんですよ。
水がなければ人は生きていくことができません。そういった意味で、水処理というのは、これから何十年、何百年と続いていく、可能性のある仕事です。困っている誰かを助けることができるヤリガイのある仕事ですね。