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ニュースリリース
2014.3.17

プラント運営における国内初の独立採算型PFI事業に参画~水産加工団地排水処理施設整備等事業を通じて
宮城県女川町の「港町産業の再生と発展」と震災復興に貢献~

宮城県女川町(町長:須田 善明、以下「女川町」)の水産加工団地における排水処理施設整備等事業に関して、その事業会社として2014年2月12日に発足した特別目的会社「株式会社フィッシャリーサポートおながわ」(以下「SPC」)がPFI方式による排水処理施設の設計・建設および維持管理・運営を受注し、2014年3月14日付で女川町とSPCとの間で事業契約が締結されました。

メタウォーター株式会社(社長:木田 友康、本社:東京都千代田区、以下「メタウォーター」)は、SPCの構成企業として本事業に参画することとなりましたので、お知らせいたします。

本事業は、東日本大震災で甚大な被害を受けた女川町の水産加工団地の整備計画に基づき、地方卸売市場、製氷・冷凍冷蔵施設、水産加工処理施設などの集積化を図り、基幹産業である水産加工団地を整備するものです。良好な漁場である女川湾の水質が水産業関連施設から排出される汚水で悪化するのを防止するため、排出水を一元的に処理(浄化)・管理する排水処理施設を整備し、本施設を水産関連事業者が共同利用することにより、環境負荷の低減と良好な漁場の保全を図ることができるものと考えております。

本事業では、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)」(平成11年法律第117号)に基づくPFI方式が採用され、メタウォーターが担う本施設の維持管理・運営には国内で初めて「独立採算型」が採用されます。また、本施設の設計・建設期間は鹿島建設株式会社がSPCの代表企業を務め、維持管理・運営期間は当社が代表企業を務める契約で、事業フェーズに応じた最適企業が代表企業を担います。なお、事業期間中に代表企業が変更となる国内で初めての事例となります。

さらに株式会社民間資金等活用事業推進機構(2013年10月発足)の最初の支援案件として、2014年3月中にSPCに参画する予定です。

メタウォーターは、PFI方式による豊富なプラント運営経験を活かし、様々な技術やノウハウを持つ他の構成企業や協力企業とともに、事業期間を通じたライフサイクルコストの低減や性能発注によるコスト縮減に取り組み、水産加工会社の負担となる事業運営費の軽減に努めてまいります。さらには、女川湾における環境負荷の低減と漁場の保全を図り、本事業を通じて女川町の「港町産業の再生と発展」の実現と東日本大震災からの早期復興に貢献してまいります。

今後、メタウォーターは、被災地域を始め、官民連携事業に積極的に参画してまいります。

1. 事業概要

1)事業名

女川町水産加工団地排水処理施設整備等事業

2)契約金額

2,538百万円(税込)
本契約金額は、女川町が復興交付金を活用してSPCに支払う施設整備費のみで、施設運営費用は水産加工会社が負担するため、契約金額に含まれません。

3)事業範囲

女川町水産加工団地排水処理施設の整備に係る資金調達、設計・建設、維持管理・運営、排出水量の計測用流量計の設置、料金徴収、発生汚泥の有効利用および専用管きょの維持管理

4)事業期間

設計・建設期間:
2014年4月1日~2015年3月31日(排水処理施設:1年間)
2014年4月1日~2016年3月31日(附帯施設:2年間)
維持管理・運営期間:
2015年4月1日~2035年3月31日(20年間)

5)事業方式

PFI(BTO:Build Transfer Operate)方式による独立採算型
SPCが資金を調達し、施設を建設した後、施設の所有権を女川町に移管した上で、SPCがその施設の維持管理・運営を行います。

6)施設所在地

宮城県牡鹿郡女川町石浜字高森地内

7)事業面積

約4,000m2

8)施設整備計画

排水処理施設:2,000m3/日(最大)、汚泥脱水処理施設、汚泥乾燥施設

2. 事業の特長

・建設期間は鹿島建設がSPCの代表企業を務め、維持管理・運営期間はメタウォーターが代表企業を務めます。事業フェーズに応じた最適企業が代表企業を担うことにより、独立採算型事業での事業リスクを軽減・回避し、安定した事業運営の継続性を確保します。

・水産加工排水に適し、多数の安定稼動実績がある排水処理システムを採用

・万全な臭気発生防止対策を採用

・メタウォーターのWBC(ウォータービジネスクラウド)を活用した遠隔監視・モニタリング等による業務の効率化

・発生汚泥は、乾燥させて菌体肥料原料として販売し、販売利益を処理費用に充当

・PFI実績の豊富な企業グループの経験とノウハウに基づく安定した事業運営

・各水産加工会社からの排出水量の計測用流量計設置は、ファイナンスリースを採用することにより、水産加工会社の流量計使用料金負担額を平準化

・セルフモニタリングやバックアップサービサー企業を構成員に入れるなど重層のバックアップ体制による事業継続性を確保

・国内におけるプラント処理PFI案件としては、初の料金徴収業務を含む独立採算型PFI

・現地SPC責任者常駐による水産加工企業との円滑なコミュニケーションと地域貢献

3. 株式会社フィッシャリーサポートおながわの概要

1)設立

2014年2月12日

2)本店所在地

宮城県牡鹿郡女川町

3)代表者

代表取締役 横山 裕三(鹿島建設株式会社)

4)資本金

20百万円

5)構成企業、協力企業、それぞれの役割

  企業名 本社所在地
社長
役割
構成企業 鹿島建設株式会社 東京都港区
中村 満義
設計・建設期間の代表企業 土木・建築工事に関する設計・施工、機械・電気設備に関する施工監理
メタウォーター株式会社 東京都千代田区
木田 友康
維持管理・運営期間の代表企業 機械・電気設備に関する設計・施工、土木・建築工事に関する施工監理、検針、SPC運営および施設の運転・維持管理
NECキャピタルソリューション株式会社 東京都港区
安中 正弘
財務・経理、流量計ファイナンスリース
森永エンジニアリング株式会社 東京都港区
小野寺 優
施設の運転・維持管理、検針
田中建設株式会社 宮城県牡鹿郡女川町
田中 幸博
土木・建築工事に関する施工
株式会社エステム 愛知県名古屋市
東口 享
セルフモニタリング、維持管理バックアップサービス
福栄肥料株式会社 兵庫県尼崎市
溝口 勝弘
乾燥菌体肥料の買取
株式会社民間資金等活用事業推進機構 東京都千代田区
渡 文明
出資(2014年3月中に参画予定)
協力企業 東亜環境サービス株式会社 宮城県仙台市
込山 敬規
専用管きょの維持管理

施設完成イメージ

本件に関するお問い合わせ

メタウォーター株式会社 経営企画本部 広報部 TEL:03-6853-7317
FAX:03-6853-8709

以上

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